オンデマンドについて
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●時の十字架 ― Qストーリー優秀作品集

出雲 省三 , 北森 みお , 伊藤 裕幸
九州タウン誌の合同企画として、2002年8月から2003年1月までインターネット上で募集され、応募総数70作にも及んだ「Qストーリー(九州人による、九州人のための、九州を舞台にした物語)」。その優秀作品3編を書籍化。
九州タウン情報ネットワーク
定価:1,470円(B6判)
RSS2.0
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マチともの語りのオンデマンド本
続・天津今昔招待席―租界、にんげん模様―田中良平
価格 2,440円(税込)
理想書店オンデマンド本へ
天津、かつて九カ国が租界を開設し独特の租界文化を創りあげていた国際都市。そこで少年時代を過ごした著者が天津を六十数年ぶりに再訪し、また今だ健在な往時を知る人たちとも連絡を取り、記憶を紡いで織り上げた歴史の谷間を生きた多彩な人間ドラマ『天津今昔招待席』の続編。
二〇〇五年に電子本、オンデマンド本として出版された前作は、予想を超える反響があり、収蔵していただいた図書館も多い。読者からの熱い要望に応え、新たな取材を加え、終戦までの租界を活写。
天津今昔招待席―租界、にんげん模様―田中良平
価格 3,150円(税込)
理想書店オンデマンド本へ
「マチともの語り」から生まれたドットブック(.book)の「オンデマンド本」化、第一弾。 天津。中国の首都北京の東南に位置するこの城市(まち)には、かつて、時の清帝国と条約を締結した九カ国が租界を開設した。自国の文化や文明を持ち込み、経済的な特権やゆとりも加わって、独自の租界文化を謳歌した。百年前からの日本租界を舞台にした、人間の生きざまとそこに創られた租界文化を描くロマンである。
長崎もの語り散歩伊藤裕幸
価格 2,600円(税込)
理想書店オンデマンド本へ
長崎をこよなく愛する著者が「もう一度、小説の舞台と内容の素晴らしさを紹介しよう」と、名作をポケットに入れ街を散歩しながら、一年間にわたって「マチともの語り」に書き続けた五十のコラム。
この本と一緒に長崎の街を歩けば、長崎が百倍好きになる。
News Index
東山 彰良
第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞を受賞し、2003年「逃亡作法 TURD ON THE RUN」でデビュー、この3月に第二作「ワイルド・サイドを歩け」を刊行したしたばかりの東山彰良さんの作品「Love Bites」を「マチともの語り」に完全収録! いくぶん作者自身を投影した主人公がフクオカの街を舞台に繰り広げるもの語りの展開に注目!
ラム&コーク 東山 彰良:著 宝島社 単行本
ワイルド・サイドを歩け 『このミス』大賞・シリーズ 東山 彰良 宝島社 単行本
逃亡作法 TURD ON THE RUN 東山 彰良:著宝島社 単行本
喪家の狗(そうかのいぬ) 実録!在日中国人残虐犯罪 田 雁 , 向 軒 , 東山 彰良 共著宝島社 単行本
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◆作品紹介
零歳の詩人
集英社単行本
アキラ。高校中退。ネット中毒。世界情勢の動きを肌で感じたいと願ううちに、意識は紛争最中の旧ユーゴスラヴィアへ飛ぶ。 第23回すばる文学賞受賞
◆書評から
「戦場が舞台だが、派手な戦闘シーンはない。人びとがドブネズミのように物陰にひそむ描写は『本物の戦争』を感じさせるパワーがある。」「短歌は拝見したことがないが、語句の一つ一つに切れ味がある。それに圧倒的な構成力。好奇心とエスプリ、広い分野への関心があって初めて成立する力作だ。」 千田善「切れ味鋭い言葉の端々からロックが響く」『ミュージック・マガジン』2000,March 『零歳の詩人』の中で疾走する言語は、これまでの日本文学にはなかった酩酊感を呼び起こす。」「新たな『幻視作家』の産声をなるだけ多くの人に聞いてもらいたい。」 paper knife『週間SPA』2001年 1/3-10号
マルコ・ポーロと私
集英社単行本
13世紀、ジェノヴァ。異世界の事物をしゃべりまくるダルマチアのマルコと、写本作家である私、ルスティケロは牢獄で出会う。物語が生まれる現場のものがたり。
◆作品評
「本当のところ、この作品で忘れてはいけないのは、これを作者は日本語で書いているという事実にちがいない。『世界に内側があれば、必ず外側がある。マルコはその外側を見てきた。外側から見た内側の世界は、新たな外側となってわれわれの郷愁を誘う。/世界の外と内が、マルコの話のなかで、私(ルスティケロ)の地図の上で、われわれの本の中で、ひとつになる』。この文章の『世界』という言葉を『日本語』と置き直すこともできる。日本語にとって『外』からの視線を意味している『東方見聞録』。そこから、日本語の『外』と『内』というもう一つの主題をも、この作品は響かせつづけることになる。」 津島佑子「『内』と『外』 世界を感知して描く視線/逆転し重なり溶け合う場所」 朝日新聞 2000年4月27日
ジャンヌ、裁かるる
講談社刊単行本
ジャンヌ・ダルクと同い年になった転校生みずほ。阪神大震災を体験した同級生とのすれ違い。同居することになった目の悪い祖父との映画談義。行間にちりばめられた洋画の台詞は詩のようにも読める。
◆書評から
「作中には、彼女が主にビデオ店から借りて祖父と共に見るドライヤー監督の『裁かるゝジャンヌ』をはじめ、二百四十本もの洋画の情景とセリフが、めまぐるしく挿入されていく。合間には自分の中のジャンヌと、秘めやかな遊びにふけるみずほ。(中略)<初めて見んのに、なんやなつかしかったなあ>とは、祖父がある映画の感想にもらした言葉だが、そこを目指してこの作品自体も書かれた気配がある。なつかしさと現代性、女子高生の野生と知性が融け合ったなかなかの佳作。」
尾崎真理子「少女が見つめる日常と幻想」文芸2003.5月 読売新聞
「本作は、膨大な映画群を参照した映画小説であり、ジャンヌ・ダルクに焦点を当てた歴史小説であり、老人と孫との関わりを描いた介護小説でもあるのだが、その中心にあるのは『精神の成長』を信じないみずほの成長を逆説的に描いた、普遍的な青春小説の構造なのである。」
榎本正樹「『見ること』は『罪』なのか」『すばる』2003年6月号
釈迦が寝言〈上〉講談社刊単行本
釈迦が寝言〈下〉
講談社刊単行本
王宮クー・デタが起こる直前のネパールを舞台に、観光で訪れた日本人一家それぞれの性と、宗教意識を鋭く問う書き下ろし作品。
◆書評から
「詩人の豊かな感性と表現力を通して描かれたカトマンズは、新たな魅力を現している。白観音の山車を引く人々の高揚感や、パシュパティの喧騒と静謐は、初めて私たちの心に届く言葉になった。」
吉崎一美『日本ネパール協会会報 No.170』
「作者の手法は特に第6章『幻の名画』に顕著に現れる。この章は作品全体のバランスを壊すほどに増殖する気配を漂わせながら、それだけに面白い部分である。家長の泰蔵はアルニコというネパール出自の十三世紀の伝説的芸術家の物語化を企て、詩、小説、戯曲、映画など思いつく様式を次々と想像の内でパロディー風に試してゆくが、『結局、一行も書き留められなかった』。しかも、この多重の様式の齟齬の底から、泰蔵のオブセッションのリアリティが浮かび上がる。それにおそらくこの章には、作者自身が言語の新しいリアリティを探求する旅も投影されている。」
青木純一「新しい『リアリティ』の力」『群像』2002年2月号
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