浴槽 la baignoire 展 @Galeria PARADA(吉祥寺) - エディット・ピラフ マチともの語り-地域・物語り・短編小説
2007
06
Jul
Posted by MAO(野知潤一) on 16:09 / Category : エディット・ピラフ
天沼春樹+若林雄介+Jean-Luc Chenier
Photo et Text la baignoire 展


ブログ小説『浴槽(la baignoire)』から生まれたテキストとPhotographによるインスタレーション

パリの片隅にあるアパルトマン、アルシ・ド・ノアに棲む人びとが、バスタブに浮遊するとき、彼らはもうひとつの時間のなかに宙吊りになる。遠いものが近く、近いものが遠ざかる。すべてはぬるい湯をはったbaignoireの中で。三人の異人たちが、つくりあげた仮想世界での文学空間を、Cafe & Galeria PARADAの空間に移して、またもやあなたを時間のなかに宙吊りにする。

天沼春樹 作家・ドイツ文学者
Jean- Luc Chenier 作家(在仏)
若林雄介 photographer

2007.6.19 to 7.1

Cafe & Galeria PARADA
〒180-0004東京都武蔵野市吉祥寺本町4-25-7
TEL 0422-27-6680
info@cafe-parada.com
■Open 11:30
■Close 平日22:00 日曜日20:00
■定休日:月曜日・第1日曜日
というイベントのご案内がGWに入った四月末、天沼春樹さんから届いた。
思い起こせば、ミクシィで知り合った天沼さんをマチともの語りへお誘いしたところ、「浴槽 la baignoire」の構想をメールでご連絡いただいたのも二年前のGWが終った頃、この新緑の季節、不思議と天沼さんとご縁がある。

その後、天沼さんが自著を数冊送ってくださり、天沼さんが実は著名な作家、文学者であることをその時はじめて知って慌てたことを思い出した。その夏は駒形どぜう鍋を食べた東京オフ会でお目にかかり、天沼さんのもう一つの顔、実は「飛行船研究家」というのに甚く興味を引かれたのだった。
当時地元新聞のコラム欄を持っていたので「飛行船」ネタで二本記事を書いて天沼さんにお見せしたところ、なかなかであると誉められた。

そんな回想にひたっているうちにあっという間に五月も終ろうとしていた。それで急いで「浴槽 la baignoire」の電子出版に取り掛かることにした。実は、2005年の連載は当初予定の19回を大幅に越え、50回で一旦終了。それからすぐ電子出版の相談を持ちかけていたのだが、ブログでの公開から電子出版したことによってより多くの読者の目に作品が触れるのならばともかく、電子出版自体がまだ社会的な認知も低くて、読者を得るには難しいことが当時わかっていたので、こちらもあまり急いても仕方ないだろうと成行き任せにしてあったので、今回のイベントが「浴槽 la baignoire」電子出版化への弾みになった。

マチともの語りから久しぶりの電子出版になる。写真とテキストのコラボレーションが活きるように、ちょっと凝ったつくりにしようといろいろ工夫をして出来たのがこれ。
イベント初日よりボイジャー社「理想書店」で発売することになった。

それともう一つ用意したのが携帯版電子本。
実は昨年からケータイ読書という分野が急成長していて、電子出版も携帯端末をビュアーとした電子文庫本へと進化している。イベントに合わせて「浴槽 la baignoire」携帯版の準備もすることにした。

全50話から冒頭の10話で制作したサンプル版がボイジャー社のご協力で下記のURLから無料で閲覧できる。
▽「浴槽 la baignoire」携帯版
 http://www.dotbook.jp/mobile/baignoire/index.php

※URLを携帯メールで転送し、そのリンクからアクセスしてください。最初に携帯読書ビュアー「ブックサーフィン」(iアプリ)のダウンロード(無料)が必要です。対応機種はNTTドコモFOMA 700i、900iシリーズ以降。



さて、「浴槽 la baignoire」展では23日、30日にトークライブのイベントを企画している。どちらへは参加したいと上京の算段をやっとつけて30日(土)に福岡からお江戸へ向かった。午前中に羽田着、渋谷でマチともの語り作家の松沢直樹さんと待ち合わせて一緒に表参道のボイジャー社を先ず訪問。担当の菅原さんと電子出版のツールの受け渡し/説明、萩野さんと今後の展開の打合せを終え、井の頭線で吉祥寺へ。
中央線沿線は以前に暮らしていたこともあり場所はだいたい見当がついていたのだが、暫く歩いてどうも様子がおかしいので道を尋ねると見当違いの方向へ向かっていると判明し、仕方ないのでタクシーで成蹊大学前まで急ぐ。「Cafe & Galeria PARADA」はすぐに見つかった。





16:00 イベント告知の定刻、天沼さんの司会でトークライブ開始。さすがに大学の先生、時間には厳格である。
最初に「浴槽」から天沼さんの教え子が一篇を選んで朗読、この作品の出来上がった経緯の紹介の後で、ぼくの方からマチともの語りという文芸サイトで行なっているインディーズ・パブリッシングの試みについて話す。



デジタルパブリッシングの現状に関しては、東京ブックフェア直前でお忙しい中参加していただいたボイジャー社菅原さんから解説。松沢直樹さんには参加している作家の立場から話していただいた。
二時間の予定もあっという間だったが、かなり中身の濃いトークになったのではないだろうか。



トークライブの後も十数名が残って会場でパーティ。
美味しい料理とうまい酒、夜も更け十時過ぎまで素敵な仲間たちと談笑が尽きぬ楽しい一日だった。

 



day:3 week:22 total:6058(since 09/may/2005 15:00)


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