図書館で電子書籍の貸出?! - エディット・ピラフ マチともの語り-地域・物語り・短編小説
2007
02
Dec
Posted by MAO(野知潤一) on 19:46 / Category : エディット・ピラフ
千代田区立千代田図書館は2007年11月26日から、インターネットを使って電子書籍を貸し出すサービス「千代田Web図書館」をスタートさせたというニュース。

◇千代田Web図書館
 http://weblibrary-chiyoda.com/

早速、どんな電子書籍を扱うのか、そのシステムはどうなっているのか気になってチェックしてみた。

専用ビュアーとして「Wbook」という閲覧ソフトが必要のようだが、「Wbook」って聞いたことがないぞ? 扱えるフォーマットは「テキスト、マルチメディアに対応したXML形態、書籍のレイアウトをそのまま維持しているPDF形態、動画やサウンドなどで構成されたFlash形態、そして雑誌やカタログなどイメージをそのまま生かすImage book形態の4つの形態」ということらしい。

ドットブックやXMDFは駄目なのだろうか?
じゃあ市販されている電子書籍は扱えないということ?
いろいろ疑問がわいてくるのだが、「Wbook」というのはどこが開発したのだろうか……、Googleで調べてもよくわからなかったのだが、千代田Web図書館のサイトのフッダにあるロゴをクリックしたら「iNEO株式会社」というのにリンクされた。
この会社は韓国のベンチャー企業らしく、「ハイブリット図書館構築及び関連ソリューション開発、流通 」というのが売りのようだ。

◇iNEO株式会社
 http://www.i-neo.jp/

さて、ここまではわかったのだが、なぜ千代田区図書館が韓国ベンチャー企業の閲覧フォーマットを採用したシステムを構築したのだろうか?
日本の電子書籍では、やっとドットブックとXMDFに基本フォーマットが落ち着いてきたところなのに、ことさら独自フォーマット?

ネットに何か情報がないかと探していたら、「東京図書館制覇!Blog版」というサイトの主催者がいち早く千代田Web図書館を探訪したレポートを公開していた。

◇千代田Web図書館 /東京図書館制覇!Blog版
 http://takeni.livedoor.biz/archives/51821932.html

このレポートが可笑しい。
報道とは違って現場がまったくやる気がない様なのだ(笑)。

当面は千代田区民だけの利用のようだが、来春からは登録ユーザで利用できるようになるらしいので実際に自分で試してからだな。
どなたか千代田区民の方で実際に利用された方がいたらコメントください!

◇ITproの記事はこれ↓
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071112/286953/

図書館が導入に踏み切った理由は:
 ・ネットに接続できる環境があれば365日24時間利用できること
 ・電子書籍は破損や紛失などがないこと
 ・所蔵スペースが節約できる
など。

サービス開始時は、ビジネス分野から学習教材まで約3000タイトルをそろえ、貸し出す図書は、各出版社が電子書籍として販売しているもののほか、今回初めてデジタル化した図書も相当数に上るが、図書館自らが、冊子の書籍を電子化することはないということだ。

ユーザーは利用登録を行い、同図書館のWebサイトで借りたい書籍を検索し、貸し出しを依頼する(2008年3月末まではシステムの稼働状況などを見るために千代田区在住の人だけが利用できる)。利用可能な図書なら、すぐに閲覧できる。返却期限が過ぎるとシステムにアクセスできなくなり、書籍は閲覧不可となる。不正なコピーなどができない仕組みも採用している。

館長の田中榮博氏は「電子図書館は、高齢者や身体に障害を持つ人でも利用可能。今後も出版業界と連携して、サービスを提供していきたい」と抱負を語る一方、小学館ネット・メディア・センターでシニア・マネージャーを務める秋本輝夫氏は「出版社と図書館は協力できる分野も多いが、本を売る側と無償で貸し出す側とで悩ましい問題を抱えているのも事実、と語っている。

 



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